HEMP ー ヘンプ

日本では、紀元前8000万年(今からおよそ1万年前)より麻縄として利用されていたと言われており、古来から神道の儀式で使われてきました。日本人のスピリチュアリティと大変縁の深い植物です。現在も、神社の縄等や儀式で使われ続け、神社のお札の事を「神宮大麻」と言います。
七味唐辛子の麻の実(黒い粒)、横綱の化粧回し、注連縄・鈴縄 など身近なところで使用されているヘンプは、日本人に馴染の深い伝統的な商材です。
綿のように大量の化学肥料・農薬を使用する必要も無く、CO2の吸収率も他の植物に比べて非常に高く(ケナフと同等)環境にも良い植物として知られています。
また、ヘンプの衣料は、免疫力を高めるとも言われています。

ヘンプ特徴

  1. 吸水性、吸汗速乾性
    ヘンプ繊維には微細な穴(多孔構造)が無数にあるため、吸水性・吸汗速乾性に優れています。
  2. 抗菌・制菌性
    ヘンプ糸の抗菌性があり、菌の増殖を抑制します。またヘンプ繊維には天然の制菌性もあります。
  3. 消臭性
    抗菌性、制菌性に優れるため、臭いの原因となる雑菌の繁殖を防ぎ、臭いの元を撲滅します。汗によるいやな臭いを発生する菌は「アンモニア」「酢酸」「イソ吉草酸」に分けられますが、そのいずれも消臭します。
  4. 強力性
    ヘンプは、他の主要な繊維に比べて非常に強力です。また、湿ると更に強くなります。
  5. 紫外線防止
    ヘンプ100パーセント布の紫外線遮断率は 95パーセント以上(生成 りは99%以上)。通常の綿布の30~90%と比較すると紫外線遮断 効果は大きく、UVカット素材としても大変優れています。